リオ・オリンピックを終えて

最近のオリンピックは殆ど現地に行っていたため、他の競技をしっかり見ることはなかった。しかし今回のリオ・オリンピックは日本でテレビ観戦が出来た。柔道、レスリング、体操、水泳、バドミントン、卓球などの日本選手の熱の入った戦で、多くのメダルを獲得した。
 トップクラスの戦いになると殆ど力の差のない中でのこの成績に、選手達の精神面の強さを感じた。それと同時に勝っていく流れが出来たことも大きいように思われる。柔道の井上監督も言っていたが前のロンドン大会の失敗があって奮起したように、問題点を見つけそれを4年間にわたり修正してきたことが大きな要因であろう。
 さて、メダルはどうなるのかと気にしていた陸上競技であったが、最後に50㎞競歩で荒井選手が見事銅メダルを獲得し日本の陸上競技も救われた感がした。だがその夜はさらにそれを上回る成果が男子400mリレーで実現した。山縣選手、飯塚選手、桐生選手、ケンブリッジ選手がアンダーハンドパスを見事つないでジャマイカチームに次いで2着となり銀メダルを獲得したのである。

それも9秒台の選手を4人揃えたアメリカ(アメリカはその後失格となる)に勝ったこと、そして何よりも超人ボルトの次にゴールしたことが多くの人にインパクトを与えた。
 陸上競技も、いよいよ4年後の東京大会に向け正念場がくる。
 

●競技スポーツが求めるものは何か

リオ・オリンピックを見てきたところで、人に感動や希望、勇気を与える「競技スポーツ」とは何かを考えていきたい。

スポーツや運動には、楽しむことや健康増進、リハビリなどを目的とし行われるものなど、その幅は実に広いといえる。それでは、競技スポーツは、一体何のために、そしてどんな事を目的として行われるのだろうか?その一つは、柔道やレスリングなど、相手に勝つことや、またサッカーやバスケットボールのように、相手チームに勝つことが目的となる。また、陸上競技や競泳のように勝つことも目的とするが、もう一つの目的がある。それは、自己の記録を上げていくところにある。

勝つことや自己記録を更新することは、即ち、個々の競技力を上げていかなくてはならないのである。その競技力とは、精神面や体力、技術、コンディショニングなど、いわば総合的なものである。これらがレベルアップすることにより、勝負に勝つことや自己記録更新に繋がっていく。
 勝負に勝ったり、記録が上がったりした時を、「高まる」、あるいは、「向上する」ということになる。その時選手は、努力をして得た成果への喜びや幸せを感じ、そして自信を得ることが出来るのである。それは、選手だけではなく、指導者や選手を支えてくれた人達、更にオリンピックのように応援してくれる国民もその喜びや幸せを共有することになる。
 
 これは決して競技スポーツだけでなく、あらゆる分野においてもいえると思う。また、その人自身が高まりたい、向上したいといった強い意欲が活力となるのである。また次のブログでは、活力を生み出す原動力や、個々に合った「適正」について書いてみたいと思う。
IMG_5051

今日は、娘の由佳が日本幼児体育学会のシンポジウムで発表を行った。私もゲスト参加者として会場に伺い、参加者の皆さんとの交流があった。
IMG_5061
「幼児期の運動体験と大人の関わり方」をテーマとしていたが、発育発達期の運動はとても重要である。こちらも、また折に触れ、解説をしたいと思う。